
当店でも人気の蓬莱泉生原酒の量り売り。
今日からタンクの1本が「可。」から、「ROKU ろく」にチェ〜ンジ。
当店にとって、「ROKU ろく」の生原酒の入荷は記念すべき初!

繊細な飲み口が主流の蓬莱泉の中では、このお酒、かなりの変り種…。
山廃純米で、瓶詰めのレギュラーな火入れタイプでも、分厚い旨みが、津波のごとく押し寄せてくる力強さが身上。
そのお酒が、火入れもしていない、加水もしてない、生原酒で来ちゃったてことは…、
…この上もなく濃ゆ〜くて、ドドーンと、コッテコテ系!ってこと!
ムハーッ、これはイケル〜!

ということで、是非お試しあれ!
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(720ml) 1313円 (1.8l) 2,625円
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(Mrs.Pooh)
]]>先日、とある大型スーパーに行ったら、日本名門酒会による日本酒フェアーをやっていた。
一升瓶やら、酒樽やらがズラズラっと並んでいる様は壮観だった。
ちゃんと蓬莱泉も目立つ所に並んでいた。
ワタシ的には、前掛けのコレクションが気になったなー。
多くの蔵が、地色を紺にしてるのねー。やっぱ、汚れが目立たないからかな?
そして、腰紐はほぼ例外なく、オレンジ…。
…何故なんだろう!?
さて、
せっかくだからと、お酒を1本購入することにする。
東海地方の蔵元で、まだ口にしたことのない銘柄がいいかなー。
…で、
結果、選んだのは、三重県伊賀市の若戎酒造さんの「義左衛門」生酒。
夏向きの涼しげなボトルも気に入った。
スッキリした口当たりの中に、生酒独特のこってり感が印象的。美味しゅうございました。
(Mrs.Pooh)
]]>梅雨も明け、暦の上では今日から大暑。
稲武にも夏本番がやってきた。
…と思いきや、
こんな花や
こんな花まで
見かけちゃったりする…。
おとといは、天高く響くウグイスのさえずりまで…。
…こんな夏も悪くないかも…。
(Mrs.Pooh)
]]>時は幕末、元治元年(西暦1864年)。
奥三河の設楽、田口の地に、とある蔵元が誕生す。
その名を関谷醸造といふ…。
その蔵元、天下に名を轟かせ、はるばる遠方より、客多く来たる。
程なくして、山を隔てた稲武は黒田の地に、吟醸工房なる新たなる蔵を建てたり。
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すわ!関谷醸造創業当時のお宝写真、発見か!!!
……んなわけないザマス、もちろん…。
上の写真、「幕末古写真ジェネレーター」というサイト(http://labs.wanokoto.jp/olds)で加工したもの。
どんな写真でも古ぼけて、味わいのある写真にしてくれるそう…。
エッ、当店は?って!?
こんな加工しなくても、既に十分レトロなので、そのまま地でいけそうなんですけど…(汗;)。
(Mrs.Pooh)
]]>山の幸の代表格として、すぐ思いつくものに自然薯(じねんじょ)がある。いわゆるヤマイモである。
当店から国道153号線を飯田方面に向かうと、15分ほどで長野との県境。そこからさらに数分走ると…
こんな(↓)佇まいのお店が右手に見えてくる。店名は「ひよもの里」。
漬物を中心とした土産物屋といった風情。
中に入ると、実際バラエティに富んだ漬物を売っている(↓)。
そして、土産コーナーの奥にお座敷がしつらえてあり、そこは、自然薯づくしの料理を供する「じねん亭」。
お座敷からは、矢作川の源流(根羽川)が一望できる。窓から吹き抜ける川風が体を心地良くくすぐる…。
さて、肝心のお料理はというと…
こちらは(↓)、とろろ蕎麦なり〜。
惜しげもなく、とろろがたっぷり…。蕎麦とのハーモニーは抜群!つるりん♪と喉ごしもよく、いくらでも食べれそう…。
こちらは(↓)、スタンダードな自然生定食。
とろろ汁に、麦ごはん、じねんじょ豆腐、こんにゃくの酢みそあえ、お漬け物がついて、お値段、1,155円。
やはり、とろろと麦ごはんの黄金コンビは最高であーる!
そして、こちらが(↓)、ちょっと珍しい自然薯の蒲焼き。
鰻の蒲焼きに見立てて作られているところがオモシロイ。
何か不思議なもので、鰻っぽい味がしたりする。タレのせいもあるのかな?
いずれにしろ、美味しゅうございまする。
お味だけでなく、しっかりと歯ごたえがある食感も、中々のもの…。
これはオススメ〜!
・・・・・
さて、自然薯は本来、山に自生するもの。
が、
猪の好物でもあるというので、野生のものは、人間より猪の胃袋に収まることが多いという…。
それで、我々の口に入るものは、必然的に栽培されたものとなる。
このお店でも、川沿いに自然薯畑が作られていた。
自然薯の芋は、枝分かれせず、にひょろひょろと、1本だけ地下にまっすぐ伸びる。長いものは、1mを超える。
芋自体は柔らかく、すぐにパキっと折れてしまうので、栽培するときは、大抵細長い筒を用いるという。
……この「ひよもの里」、この辺りの人気店で、いつも人で賑わっている。愛知から信州方面で出かける際は、立ち寄ってみるのもいいかも。
(その途中、当店で蓬莱泉をご購入いただければ、望外の慶びでありまする〜)
(Mrs.Pooh)
]]>

寒仕込み時に搾った粕を、半年ほどかけじっくりと熟成させたのが、この蓬莱泉「漬物用酒粕」。夏季のみの限定発売品。
粕中で未だ活動を続ける酵母の働きにより、一層豊かになった旨みと、ふくよかで、重層的な口当たり。そっとすくって舌の上で転がせば、思わず頬も落ちる…。
そして、何はおいても関谷醸造の酒粕の最大の特徴は、風味がよく、薫りが芳醇なところ。それは、酒米の表層を贅沢に削り落とす高品質の吟醸酒が主力商品である、蔵元ならではのもの…。
蓬莱泉吟醸酒の旨みがたっぷり乗った、ふわふわの練り粕。この粕に旬の夏野菜や魚の切り身を漬けて食すれば、これに優る歓びはなし。
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昨日入荷してきました!早速kometoku.comにもupしてあります。
当店にとっては、数十年来これこそ盛夏の風物詩。夏本番ははこれがなくちゃあ始まらない!
袋の外まで芳香がにじみ出てきて、イイ感じ。この香りだけでも十二分に酔えそう!?
(Mrs.Pooh)
]]>蓮の花は、ワタシが一番好きな花である。
良く言われることだが、泥中で、すくっと真っ直ぐ天を向いた花の姿は、どこまでも清らかで、凛とした気高さが漂う。
極楽浄土を象徴する花だけあって、一種近づき難い神々しささえも感じられる…。
しかーし、意外と身近な場所にはなかったりする。
普通花屋では扱ってないし、その辺の水辺で見かけることはまずない(一大産地の茨木県に行けば事情は違うのかもしれないが…)。
それが、先日車窓からボーっと外の景色を眺めていた時、視界に蓮の花が飛び込んで来た。
カメラを携え、小躍りしてその池に近づいたワタシ。
目の前に広がる、蓮の花にしばし見入ってしまった。
開花してかなり経つのか、果托(蜂の巣状に見える緑の部分)もかなり大きくなっている。
ところで、蓮と水連は別物、と以前から聞いていた。
英語では、蓮はlotus、水連はwater lillyとなる。
違いが良くわからなかったので、ググってみたところ…
「草津市水生植物公園水の森」のサイトに説明が載っていた。
それをかいつまんで紹介すると…
1.花の特徴
(蓮)水面から高く咲く。花が終わると水上で花びらが散り、果托ができる。
(睡蓮)水面近くに浮かぶように咲く。果托はできない。
2.葉の特徴
(蓮)撥水性があり、光沢がない。
(睡蓮)撥水性がなく、光沢がある。切れ込みがある(←よくイラストでカエル君が乗ってる、あの葉っぱのことね)。
3.根の特徴
(蓮)秋に根はレンコンとして食される。
(睡蓮)食用とはならない。
・・・・・・・
…ということらしい。
レンコンはワタシの好きな野菜。
花もきれいで、根っこまで美味しい蓮って、何て偉大な植物なんでしょ♪
(Mrs.Pooh)
]]>NHK大河ドラマの「篤姫」の視聴率、25%を超え、絶好調らしい。
ワタシも毎週楽しみに見ている一人である。
5月から、舞台が篤姫の故郷薩摩から、江戸城の大奥に移った。セットが俄然華やかになり、衣裳も目もくらむような絢爛豪華さ。うっとりしながら見ている。
そして、江戸城に移り、新しく登場したのが時の十三代将軍、家茂公。演じるのは、堺雅人。
この堺雅人演じる公方様が実にイイ!
病弱で、極度の人間不信のため、「うつけ」のふりをしているが、実は頭脳明晰で、心根が優しいという設定。
どこか投げやりで、自暴自棄だった公方様が、芯に一本筋が通っていて、気立てのよい篤姫に感化され、瞬間瞬間の命のきらめきに意味を見出すようになる。そして、「生きてるのも悪くはないな」と自分の生を肯定できるようになっていく…。
二人がうち解け、心通いあう夫婦になっていく様は見ていて、グッとくるものがあった。

しかぁーしである。
昨日の放送で、公方様は突然天に召された…。
それは、このドラマにおいて、上様というか、堺雅人がもうみられないことを意味する。
あの奇行を繰り返して、どう見てもうつけにしか見えない時と、時々ふっと見せる知性、そして怒りや寂しさ…。
対照的な表情を彼は見事に演じ分けている。
堺雅人の演技のスゴさは、「喜怒哀楽を全て笑顔で表現する」ところ。
実際、うつけの時も、しらふの時も常に微笑んでいる。

あぁ…、あの万感の想いがつまったあの笑顔が、来週からは見られなくなるなんて……(泣)。
・・・・
ワタシがこの堺雅人に注目したのは、数年前の大河ドラマ「新撰組」で山南敬助(やまなみけいすけ)役を演じた時から。
温厚で、学識あふれる人物という役柄であった。
この山南役の時も常に笑顔を湛えていたのを覚えている。彼の演じる山南敬助は、確かに人間味あふれる魅力的な人物だった。
そして、そう感じていたのはワタシだけではなかったようである。
この山南敬助が自害した第33回「友の死」は、視聴者からの支持が特に高かったらしく、NHKはこの一話のみ異例の再放送をその後したらしい(ワタシは見損なったけど)。
これからも、堺雅人の演技、注目していきたいと思う。
(Mrs.Pooh)
]]>世の中、疲れている人が多いのだろうか…?
蓬莱泉の中でも究極の癒し酒、「和 熟成生酒」の6月分入荷分。
当店 では、4合瓶は月末を待たずして完売し、1升瓶も残りわずか…。
これは、きっと癒しを求める人が世の中に溢れているということの裏返しなのだろう。
・・・・・・
というわけで、癒し系コンビでパチリ!
癒し酒に、癒し系No.1のクマ君ぬいぐるみ。
見てるだけで、気分がホンワカしてくるゥ〜!
(Mrs.Pooh)
]]>北設楽郡設楽町の夏の恒例イベント、「奥三河食彩フェスタしたら」が今年も開催される模様。
日にちは、来月8月2日(土)〜3日(日)の2日間。
公式サイト(http://www.tabemai.com/)には…
「とれたて農作物や特産品の直売コーナー、地域の伝統食や設楽ならではの味を気軽に楽しめる屋台がオープン!様々な体験コーナーやイベントなど楽しい催しも盛り沢山!」とある。
会場が当店から車で15分ということもあり、去年初めて行ってきた。
関谷醸造もブースを出していて、
食彩フェスタ限定の、どぶろくや、微発泡吟醸酒を売っていた(その様子は、2007年7月31日、及び8月1日の当ブログをご参照)。
さて、その食彩フェスタの会場であるが、ここがスバラシイ!!
旧名倉(なぐら)中学校跡地なのであるが、今では希少価値となってしまった木造校舎が残っている。
昔は、学校と言えば、二宮金次郎さんがいたものだ…。
この建物を見た時、小学校時代の思い出が、走馬灯のようにワタシの脳裏を駆け巡った。
ワタシがウン十年前に通っていた小学校もこんな木造校舎だった…。
悲しいかな、その校舎は今はないけれど…。
……今でも鮮明に覚えている。
その木造校舎には、スケートリンク場があったことを…
(と言っても、大がかりなものではなく、縁を高くした平らな場所にコンクリートを張り、水を流しこんでおくだけで、冬の寒さで銀盤ができるという寸法)
……今でも鮮明に覚えている。
その木造校舎には、蛇や小動物たちがホルマリン漬けされた瓶が数十安置されている特別な部屋が、理科準備室の脇にあったことを…。
(普段は施錠されていたが、年に何度かその部屋に入室できる時別期間が設けられていた。かなりエグイ感じだったと思うが、怖いもの見たさから友人たちと、ソーっと覗きに行った。ワタシには、一人でその部屋に入る勇気は持ち合わせてなかった…)
……今でも鮮明に覚えている。
その木造校舎の体育館のステージの天井裏に、友人二人と登り、ワタシの目の前で、バリっという音と共に二人が消えたことを…。
(天井がベニヤ板製で、二人の重みに耐えきれなくて板に穴が空いた…。でも、幸運なことに、二人ともカーテンの線にひっかかり、ステージへの墜落は免れた。あのまま、まともに落下してたら、骨折してたかも…。その後、天井裏への出入りを禁止する御触れが出た事は言うまでもない)
先月、小学校の天窓が突然壊れ、そこに乗っていた児童が下に落ちて亡くなった痛ましい事故のニュースが流れた。自分の過去を振り返っても、子供とはこういった少々危険な遊びが好きなんだろうなあ…。
(Mrs.Pooh)
]]>同じ豊田市稲武地区内にある親戚のおじさん、おばさんのうち。
限りなく愛知県の端に近い。多分、長野県にも、岐阜県にも後数キロ、といったところ。
当店店からは、国道153号線を飯田方面に走り、途中で脇道に出る。そして、くねくねの山道をひたすら登った場所に、その家はある。
当店からは車で約15分の距離である。
外観はこんな(↓)感じ。
稲武では、蔵はわりとあちらこちらで見かける。
が、
お蔵を2つ備えるうちは珍しいと思う。
お蔵を裏から眺めるとこんな感じ(↓)。
玄関も広々としていて、気持ちよい(↓)。
土間も贅沢にスペースを使い、典型的な農家といった趣。
玄関上り口の、使い込まれて渋く黒ずんだ板がこの家の歴史を静かに物語る(↓)。
天井の梁も太くて立派。そして、これまた色艶がたまらなくヨロシイ(↓)。
こちらは縁側(↓)。もちろん日当たり抜群で、風通しが良い。収穫物を乾燥させるのにもってこい。
縁側を外から見た図(↓)。屋根もきちんと造りこまれている。
裏の石垣(↓)。苔と草に覆われた姿も絵になってしまう…。
代々のご先祖様の写真も飾られている(↓)。
・・・・・・
とまあ、写真を撮らせてくれたおじさん、おばさんに感謝。
十四代(だっけ?)続く、旧家のこのおうち。間取りは多分、15LDKぐらいありそう…。
その部屋の中でも圧巻は、何と言ってもTVの間!
8畳くらいの部屋のまん真ん中に、TV様がデーンと鎮座しておられる。そこは、TV様の部屋であるからにして、TVを観る者は同室を許されず、隣の部屋に座らねばならない。
普通のおうちでは、こんな贅沢なスペースの使い方、ゆめできませぬ……。
(Mrs.Pooh)
]]>蓬莱泉「空」セットに、「はつなつの風」が新たに加わりました!

これで、「空」セットも全部で4種類に(他は、美、朋、和が入ったセット)!

早速kometoku.comにupしています。
お中元等、夏ギフトにご用命ください。
(Mrs.Pooh)
]]>とある日、スーパーの海産物コーナーを覗きこんだワタシ。
あら、まあ…。
見事に多国籍軍な編成ぶり…。
サーモンはチリとノルウェーから、ヒラメはベトナムから、紋甲イカはインドから、煮あさりは中国から、イカねぎ焼きはペルーから、タコはモロッコから、えびはインドとインドネシアとマレーシアとミャンマーから、etc...。
地理的に近いアジア諸国にとどまらず、アフリカや中南米からも、遠くはるばるこの日本まで運ばれてきたお魚くん達。
その中でも、おおっ!っと目にとまったのは、パキスタンからやってきた太刀魚。
パキスタンからやってきた魚かあ。パッキー(パキスタンの愛称)産は初めて見たな。
むかーし、パッキーにプラプラと旅行に行った時、国内第二の都市、カラチで銀色に輝く砂浜を見たっけなあ…。
あの海から来た太刀魚かあ…。
とにもかくにも、食のグローバル化はすざましき勢いで進んでいるわねー。
良くも悪くも、ニッポン人のあくなき嗜好に応えようとすると、海産物売り場はこのような万国博覧会状態にならざるを得ないってことか…。
(Mrs.Pooh)
]]>どの地域を訪れても、道路脇で視界に入ってくるのは、その土地を代表する酒の看板。
さあ、今日もカメラを片手に出かけてみよう、未知なる土地へ!
++++++++++
今回は関谷醸造編、第3回目。
まずは早速写真を見ていただこう。
バスのボディで発見!!
「明眸」の看板!
所は、JR中央線高蔵寺駅(春日井市)。
撮影したのはプーさん。高蔵寺で電車を降りて、ロータリーに出たところ、視野にいきなりこの看板が飛び込んで来たのだという…。
記載されている内容は、「せとの地酒 米100% 純米清酒 明眸」。
どうもこのバスは、JR東海の路線バスで、高蔵寺駅と瀬戸市方面を結んでいるらしい。
瀬戸方面をテリトリーとするバスとあって、蓬莱泉でなく、瀬戸の地酒である(あった?)明眸の広告が掲げられている。
そんなこんなで、バスは高蔵寺駅を出発〜。
製造拠点は設楽町に移ったものの、瀬戸の人たちに日々、「酒を呑むなら明眸忘れちゃダメよ〜」と念を押ししているのね。
こういう地域密着型の看板も面白いわねー。
(Mrs.Pooh)
]]>以前このブログでも紹介したが、「稲武ほたる保存会」主催による蛍観賞会が先週末あったので、行ってきた。
梅雨時とあって、当日は雨。国道沿いに車を停め、傘をさし、懐中電灯の灯りのみを頼りに山道を登ること5分。
前方に仄かな黄緑色の灯りが、ちらちらと揺らめくのが見える。
期待に胸を膨らませ、舗装もされていない坂道を上り詰めると、そこが蛍の育成地だった。
広さはどうだろう…。多分一辺が20mぐらいだろうか?
休耕田になった棚田を利用したのだろう。高い位置にある道から、無数の蛍の乱舞を俯瞰する仕掛けとなっている。
…ほうっ…、ほうっ…
あちらこちらで、灯りがついては、また夜の闇へと吸い込まれてゆく…。
その光景を、儚いと言う人いるだろうし、妖しいと表現する人もいるかもしれない…。
……古来より蛍は日本人には馴染みの深い昆虫で、数々の文学の題材に取り上げられてきた。
情熱的な和歌を詠ませたら、この人の右に出る者はいない!と評される、平安時代の女流歌人、和泉式部は以下のような傑作を詠んでいる。
「物思へば 沢の蛍もわが身より あくがれいづる魂かとぞ見る」後拾遺集
源氏物語では、光源氏は養女の玉鬘(タマカツラと読む。蓬莱泉「玉桂」と何か関係ある!?)に好意を寄せる弟、兵部卿宮(ひょうぶのきょうみや)が来訪すると、御簾(みす)の中に蛍を放つ。
その灯りに照らし出された玉鬘の美貌を垣間見て、益々恋心を募らせる兵部卿宮を蔭からほくそ笑む、いささか悪趣味の光源氏、という有名なくだりのある「蛍」の巻は、文字通り圧巻である。
そして、現代文学の代表作と言えば、宮本輝の「蛍川」。

いわゆる川三部作の一つで、芥川賞を受賞した名作短編。宮本輝はワタシの好きな作家なので、ここで取り上げると長くなりそうなので、それは次なる機会に譲るとして、
この作品では、
「滝壺の底に寂寞と舞う微生物の屍のように,はかりしれない沈黙と死臭を孕んで光の澱と化し,天空へ天空へと光彩をぼかしながら冷たい火の粉状になって舞いあがっていた」蛍の大群に、生死を超えた命の輝きをみる主人公、竜夫。それは、宮本輝自身の幼き日の姿に他ならない。
といように、蛍がまさに準主役的存在として、小説に豊かな抒情を作り出している(因みに、宮本輝の他の作品では、それが猫だったり、ヤモリだったりする…)。
……、ホント蛍の妖光って、人の心を焚きつける何かがあるわね…。
(Mrs.Pooh)
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