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2008年08月06日(Wednesday) アラブの熱い夜 [長年日記]
_ アラブの熱い夜
とある中東の国に住んでいた時のこと…。
アラブだけでなく、地中海一帯がそうなのだが、昼寝の習慣がある。
日中の日差しはあまりにも厳しい。だから、お昼ご飯(一日のうちでメインの食事)を4時頃に済ませ、お昼寝へと突入。
数時間寝ればもう日没…。
空気が乾燥しているせいか、日没後はグーンと気温が下がる。昼間の暑さが見事に消えて、過ごしやすくなり、老いも若きも、男も女も、俄然元気になる。
アラブ圏の人たちは、見事なまでに夜行性だ。
結婚式も通常夜に行われる。
招待状に、夜の9時に集合とあるので、そのとおり行ってみたら、会場のホテルのホールはガラガラ、ということがあった。
もともと時間にルーズということもあるが、結婚式のパーティは、真夜中12時頃に始まるのを皆ちゃんと知っているので、書面どおり9時ちょうどに来るのは、ワタシを含め、律儀な(頭の固い?)日本人ぐらいなものである。
11時ぐらいになると、人が三々五々集まりだし、お披露目は12時にスタート。お肉やら、パスタやらヘビーな物を真夜中に供するのもスゴイと思うし、それをモリモリ食べられる人達は更にスゴイ!と感心したものである。
披露宴は一晩中続いたらしいが、途中で眠くなってしまったワタシは(ちゃんと現地の習慣に従って昼寝をしなかったせいもあるけど…)、午前2時ぐらいで失敬した。
パーティが最も盛り上がったのは、歌手が登場し、その歌に合わせて出席者が思い思いに踊った余興の時間らしく、既に夜明け近かった…、と後から聞いた。
披露宴とは、まるまる一晩かけて、みんなで楽しく盛り上がる、最高のエンターテイメントらしい。

そんな結婚式なんていうハレの日以外も、夜は外出の時間だ。
8時を過ぎると、道が混んできて、ショッピングセンターに人も集まり始める。
川沿いの涼しい場所には、親子連れがピクニックボックスを持って現れる。
移動式観覧車(6人乗りぐらいの小さなもの)まで街角に現れ(いつ、誰が、どこから持って来るのだろう?)、子供が楽しそうに歓声をあげる。
日本では、中東というと何かおっかないし、ましてや夜なんて怖くて外出できないようなイメージがあるが、そんな事はない。
女性も子供もそこかしこにいるので、女のワタシが一人ブラブラしてても、全然怖いことなんかない。
ひとけが消える、日本の夜の方がよっぽど怖いと思う。
アラブの熱い夜…。懐かしいなあ…。
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(Mrs.Pooh)
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