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2008年02月29日(Friday) ようこそ、ハイジワールドへ
_ ようこそ、ハイジワールドへ
平日午後3時20分を過ぎると、そわそわし出すワタシ。
そして、3時半になると、全ての神経がテレビへと注がれる。
ケーブルテレビで放映中の「ハイジ」を見るために…。
そう、それは誰もが小さな頃に一度は見たことのあるアニメ、「アルプスの少女ハイジ」である。

たまたま付けたチャンネルで再放送していた(まあ、「たまたま」というのは適切ではないかな。年中再放送してるから…)。
久しぶりに見たところ、すっかりハイジワールドに洗脳されてしまった。
…何と良くできたアニメなのだろう。
このアニメを語るキーワードをワタシなりに挙げると、安心、もしくは安定といったところか…。
そのストーリー展開は誰もが承知済み。たとえハイジが窮地に陥っても、「このままどうなっちゃうんだろう?」なんてハラハラドキドキする必要もなく、ドーンと構えて見ていられる。
ワタシは、過度にスリル感を煽る映画やドラマは苦手。もちろんホラー系なんて真っ平御免。
それに引き換え、ハイジを取り巻く世界の、何と穏やかで、優しさに満ちたことか…。
基本的に登場人物は善良な人ばかり。あのフランクフルトのクララのお屋敷の女執事、ロッテンマイヤーさんだって、ハイジには厳しくあたるが、根が悪いわけではない。
登場人物で、ワタシが特に気に入っているのがペーター。アルムに住むヤギ使いの少年である。純情で、はにかみ屋。でも、芯には強いものを持っており、山での行動は叡智に富んでいる。ハイジとの友情は固い。
ワタシには弟はいないが、小さい頃こんな弟がいたらかわいがってあげるのになあ…なんてよく思っていた気がする。
そして、このアニメの圧巻は、何といっても、一つのシーンの描写の丁寧さというか、卓越した表現力である。
例をあげると…
フランクフルトで、アルムの山のことばかり考えて夢遊病となるハイジ(ここは、物語の最後にクララが歩けるようなるシーンと共に、このアニメのハイライトである)。お医者さまの助言もあって、ハイジはクララの元を離れ、アルムへと戻ることとなる。
この部分をある日の放映でやっていた。フランクフルトのお屋敷から、おんじが暮らすアルムの山小屋までの帰路…。その移動の様子をまるまる30分かけてやっていた。
盛り上がるようなハプニングは一切起こらない。あるのは、移りゆく車窓の風景と、ハイジの山への想いの描写だけ…。
ただそれだけなのに、見ていて決して飽きることはない。それどころか、こちらも気分はハイジである。ハイジがおんじにやっと再会した場面では、思わず涙ぐんでしまった…。
そして次の日の放映では、懐かしのヤギ達とペーターとの再会。これだけの内容でまた延々30分。これまた、見る者を惹きつけて止まない描写だった。
ドタバタする事件が何もない中で、これだけ魅せることができるというのがスゴイ。
やっぱり、ハイジを筆頭に登場人物のキャラが立っていて、それぞれが魅力的なところが大きいのだろう。
さすがは名作中の名作と言われるだけのことはある。
ワタシがあまりにも真剣に見ているので伝染したのか、最近では子供もかなり力をいれて見るようになっている。
でも、多分後2週間もすれば終わってしまう…。それを考えると何か寂しいな。
まあ、またすぐに再放送するだろうからまた見ればいいのかもしれないけど…(^.^;
(Mrs.Pooh)
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