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2008年02月06日(Wednesday) 気分はラマダーン〜其の1〜
_ 気分はラマダーン〜其の1〜
昨日のブログで触れた絶飲絶食…
かつて暮らしていた中東某国でのラマダーンを思い出した。
ラマダーンとはイスラム暦の第9月のこと。この月の間、イスラム教徒は日の出から日没まで一切の飲食を断つ。
基本的には全イスラム教徒が行うこととされているが、例外があって、さすがに小さな子供や妊娠中の女性、病人などは除外される。
因みに、前回ラマダーン月は2007年の9月中旬より1か月。イスラム暦は太陰歴のため、今年はスタートが11日早まって、9月始めからの予定である。
(写真は聖地メッカ巡礼の様子。ラマダーンの時期になるとTVもこのような宗教的な番組が多くなる)
このラマダーンの開始日だが、その当日にならないと始まるかどうかわからない。何でも予めスケジュールをガッチリ定めておく日本人の感覚からは考えられないことだ。
ラマダーン入りの判断は各国のイスラム教の聖職者に委ねられている。この21世紀でも、彼らが肉眼で月を観て、新月だと認めた場合にラマダーン入り宣言が行われるのである。
肉眼で見るわけだから、もちろん誤差がある。明日ラマダーン入りだと思っていたのに、今日からラマダーン入りになって、いきなり断食を始めなくてはいけないなんてこともあるのだ。
断食で苦しい筈のラマダーン月。実は、人々は重荷に思うどころか、反対にラマダーン月を心待ちにしていたりする。
まずは、仕事をおおっぴらに休める。ラマダーン月の間、特に役所は顕著で、10時〜1時ぐらいの数時間しか機能していない。
日没から日の出までは飲み食い自由なので、国全体が夜型生活へとシフトし、昼の活動は最小限にとどめられるからだ。
もともと3時半くらいに業務が終わってしまう役所(昼食休憩はなし)。ラマダーンの時は、昼間仮に開いていても、スタッフの士気は限りなく低い。ただでさえ、タラタラ仕事をする人たちが更にのんびりムードに…。はっきり言って仕事してないに等しい。
その代わり、みんなナイトライフは人が変ったように活動的になる。一晩中やってる映画やコンサートを見に行ったり、親戚・友人を訪ねてイフタールを共にする。
イフタールとは断食明けの食事のこと。日没の時間は毎日変わる。日没が近付くと、すぐにでも食べられるように食事をテーブルの上に用意し、TVの画面を注視。
日没になった瞬間、TVに大砲の画面(アニメーション)が現れ、ドーンとぶっ放す。それが、「食べていいよ」の合図なのだ。
この瞬間に国中の何百万、何千万のイスラム教徒の人々が、それぞれの場所で一斉にご飯を食べ始める図を想像していただきたい。何と壮観な光景だろう…。
日中ずっと飲食を断っているから胃がカラッポ。ヘビーなものは受けつけない。それで、大抵スープから飲み始める。チキンベースの優しい味のもの。
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続きはまた明日…
(Mrs.Pooh)
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