関谷醸造の吟醸工房から車で5分、奥三河の小さな酒屋、米徳酒店が、蓬莱泉や稲武を中心とする奥三河近辺のつれづれごとを綴っていきます。kometoku.comの更新情報も随時載せていきますので、蓬莱泉の季節限定商品などをいち早くGetしたい貴方は要チェック。
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2007年12月09日(Sunday) 明眸 純米大吟醸(関谷醸造)
_ 明眸 純米大吟醸(関谷醸造)

その昔、瀬戸で生まれた一人として戯言を連ねてみる。
その昔、瀬戸市に「明眸」という名前の酒があったそうな。その頃は子供だったし、日本酒なんて甘くて酸っぱくてべたべたして次の日に残る酒という印象しかなかったので、そんなブランドなんかほとんど記憶の隅にしか残ってない。
その後、美味しい日本酒を呑む機会も増え、酒屋さんに関わりができて、「地元の酒も呑んでみたい、と思ったとき、「明眸」というブランドを知った。
が、それは明眸の製造元が関谷醸造と合併してしまい、明眸が隣の隣の町へ行ってしまった後だった。
関谷醸造が「蓬莱泉」の醸造元で、いい酒を作る蔵元なのは知っていたが、それでも2つ隣の町となると、どうしても「地元」感は薄くなる。
瀬戸の明眸も呑んでみたかった、けど、それはもうかなわないのかもしれない。
しかし、蓬莱泉の社長が明眸を合併したのは「杜氏が欲しかったから」だそうだ。
日本酒は、結局は人が心血を注いでできるものだろう、その「人」が中にいる限り昔の酒の味が全くなくなってしまうということはないはず。
で、たまたま目にした「明眸 純米大吟醸」を買わずにはいられなかった。
呑んでみた「明眸 純米大吟醸」は、どっしりとした味で、吟醸というよりは日本酒の王道に近い味がした。少し古い酒であるので経年変化でそうなってしまったのか、元々そういう性質なのかはわからない。ただ、昔の瀬戸の陶工たちもこのような味を好んだのではないだろうか、そう思われた。そう、明眸はちゃんと生きていたのだ。
蓬莱泉の影に隠れがちな明眸だが、今までも、これからも生き続けるだろう、そう思って心地よい酔いの中へ沈んでいくことにしよう。
(プーさん)
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