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2008年06月08日(Sunday) 憧憬の地 Yemen - Happy Arabia -
_ 憧憬の地 Yemen - Happy Arabia -
気温が上がらない日が続いていた6月だが、今日は久々に太陽も姿を現し、汗ばむ一日となった。
それにしても、蒸し暑い……。
ワタシはイマイチこの「蒸し蒸しと」暑いというのが苦手だ。
こんな日は、肌に突き刺すような日差しの下、ジリジリと暑いけれど、空気は限りなくカラッとしていた中東の気候が懐かしく思い出される。
確かに汗はかいてる筈なのだが、一瞬のうちに蒸発してしまうのか、じとっと汗ばむということはない。ユニクロのドライテックなんて無縁のカラカラ気候だ。
中東といえば、昔からのワタシの憧憬の地がある。
…それはイエメン。
紀元前には、交易でオリエンタル世界に名を馳せた、あのシバの女王で有名なアラビア半島先端の小国である。
イエメンには、今なお古き良きアラブの伝統が息づいている。
近隣の石油産出国が、オイルマネーを投じて近代化を推し進めているのとは対照的に、天然資源の乏しいこの国は現在も開発から取り残されたまま…。
それ故に、イエメンには、今なお古き良きアラブの伝統が息づいている。
そして、その昔ながらの建物や人々の風俗が、今度は観光資源として脚光を浴びている。
こちら(↓)は、世界遺産にも登録されている、首都サヌアの旧市街。1000年以上も前に造られた建物に未だ人が住んでいるというから驚きだ。

空に向かって突き出た塔(ミナレット)は、モスク(イスラム教寺院)の敷地内にある。ここから1日5回アザーン(礼拝の時間が来た事を告げる朗詠)が街中にこだまする。
イエメンでは、多くの人々が未だ民族衣装をまとっているという。特に、男性はジャンビーヤと呼ばれる小ナイフを誇らしげに腰からぶら下げる。

実は昔、近く(?)の中東某国に数年住んでいた時、一度イエメン行きの航空便を予約したことがある。
しかし、直前になって外国人誘拐事件が勃発し、外務省も渡航延期勧告を出したものだから、泣く泣くチケットをキャンセルした。
今から考えても、ウ〜ム、本当に残念。
それにしても、イエメン関連のニュースと言えば誘拐がらみというように、この国では割と気軽に(?)、誘拐をしちゃうという話をよく聞く。
そして、イエメンの誘拐では、イスラム教の伝統に基づき、人質を客としてもてなす事が多いという。寝食困ることなきようにきちんと配慮するらしい。
「料理もおいしかったし、地元の子供も女性も周りにいて、みんな良くしてくれてフレンドリーでよかったわー」なんて、かつてコメントしていた欧米人質もいたぐらいだ。
もちろん、これはハッピーなケースで、一部過激派に捕えれた場合はまた事情が異なるらしいけど…。
……ワタシ自身の制約もあるし、中々政情も安定しないイエメン。
その昔、シルクロードの要地として栄え、ヨーロッパの人々から「幸福なアラビア(Happy Arabia)」と讃えられたこの国に、死ぬまでに一度は足を踏み入れてみたいものである。
(Mrs.Pooh)
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